授業改善プロジェクト(はなのきプロジェクト)

令和3年度から、ICTの活用、「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業実践、評価の研究を進めるために本校教員の有志によりスタートしたプロジェクトです。その実践を「はなプロ通信」にしました。

                                    vol.10 令和4年4月28日

●4月25日(月)3-5・4数学(金子)   数学科の場合3観点の内、「主体的に学習に取り組む態度」については定期考査等のペーパーテストで測ることが向いていないと考えられます。そのため、今回は授業内で測ってみることにしました。 昨年度の全統共通テスト模試を演習させた上で、グループで振り返り、反省を記述させ、それをもとに評価をしてみました。

評価 評価規準 生徒の実際の記述
Bの規準を大きく上回るもの。 ・時間を見ていなくて、時間配分を間違えたので、時計をしっかり見ながら、取り組みたい。また、公式を応用して解く問題が多いので問題をもっと解いて応用力を付けたい。 ・公式を利用した問題への取組が甘く、後半に進むのに連れて点数を落としていた。基礎は固まりつつあるので、応用を幅広く使えるようにしたい。 ・図がかける問題なのに、しっかりかかなかったので、かける時は「整理する」つもりでかく。そして、覚えている公式がどう応用で使えるかを日頃から考えて問題を解いていきたい。
解答にあたり、基礎・基本が必要であることに気づいた。 ・基礎を復習したい。 ・公式を覚えて演習したい。 ・面積の公式が抜けていた。 ・公式の使い方を覚えたい。

4名中「A」は3名。「B」は41名。「C」は0名でした。今回の取組では生徒全員が「B」の付く評価規準を設定しました。「C」を付けることは想定しておらず、もしも記述欄が無記入ならば「C」を付けざるを得ないですが、そのような生徒がいた場合は授業者側が授業の内容や質問の仕方等を改善する必要があるかもしれません。このような評価を学習のまとまりごとに実施する必要があり、各定期テスト、各学期ごとに複数回に渡り行い、学習者が学習の改善を図るための機会としてとらえられるように記録として残しておくことが必要です。

●4月25日(月)2-4現文(岩田)  生徒にミロのヴィーナスに腕を書き加えさせることによって、逆に魅力が失われ違和感が!書かせた絵をロイロノートで共有し、見事にこれから読む題材に向けての興味を惹いていました。どうして腕が無いほうが魅力的なのだろう