学校長挨拶

 愛知県立東郷高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、昭和43年(1968)年に、地域の皆様の熱い要望により、全日制普通科の県立高等学校として誕生し、今年で55年目を迎えます。卒業生はすでに1万7千人を超え、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」比企能員役で活躍中の佐藤二朗さんをはじめ、多くの卒業生が、地域で、全国で、海外で活躍をしています。

 学校創立以来、「さとく、ゆたかに、たくましく」の校訓のもと、勉強・部活動・学校行事などに全力で取り組ませ、社会に貢献できる人材を育成してまいりました。今年度からは、その理念を「スクール・ポリシー」として示し、粘り強い努力と他者を尊重する心と社会貢献の意欲を持つ人間を目指す生徒像として明示してあります。ホームページ内の「スクール・ポリシー」をご覧ください。

 また、県内でも有数の敷地面積を誇り、ゆとりのある教室配置や広いグラウンドなどの恵まれた学習環境の中で、のびのびと学校生活を送り、素直で穏やかな気質の生徒たちが育っています。このような生徒の真摯な姿勢と態度は、地域や関係者の方々から高い評価を受けており、安心で安全な学校として知られています。

 進路指導については、生徒一人一人の希望と特性を見極め、きめ細やかなサポートに学校全体で取り組んでいます。国公立大学をはじめ、県内外有数の難関私立大学への合格者も出しています。

 部活動では、技術の向上や勝敗にこだわるだけではなく、協調性や主体性を養う場として多くの生徒が活発に活動しています。多くの部が県大会出場を果たし、カヌー部・ボート部は、東海大会や全国大会に出場し、成果を上げています。

 平成29年度から開設された美術コースは、この春、3回目の卒業生が巣立ちました。美術科同様のレベルの高い授業を受けて技能を磨き、全国の名立たる国公私立の芸大・美大・教育大への合格が叶っています。芸術大学との連携も行われています。

 東郷高校は、今までの伝統を引き継ぎつつ、予測不能な新しい時代を乗り越えていける人材を育成する教育を目指しています。これまで本校の教育活動に御理解と御協力をいただきました関係者の皆様方の御尽力に深く感謝申し上げるとともに、これからも、東郷高校に一層の御支援をよろしくお願いいたします。そして、中学生のみなさん、魅力にあふれ、夢と希望の広がる東郷高校の一員となることをお考えいただければうれしく思います。

令和5年4月1日

愛知県立東郷高等学校長 小林 恭子